74年製のFender Telecaster（リフ）です。オリジナル度が低く難のあるものです。 ピックアップなしで良ければ2万円引き致します。 実用上気になる点としては、フレットが４割程度であることと、ピックアップセレクターの接触が悪くリアの出力が安定しないことです。セレクターはオリジナルパーツですので付けたまま運用しています。 ■難点 ・ボディがリフィニッシュです。ネックポケットから察するにもともとはブロンドだったのだと思います。 ・再塗装はラッカーで場所によってはウェザーチェックも入っています。 ・素人作業によるフロントハムのザグりがあります。 ・何種類かのピックガードを付けなおした跡があり、ピックガードの下には複数のネジ穴が開いています。 ・ピックアップは両方リンディ・フレーリンのテレキャスター・ストック・セットです。 ・トーンポットとコンデンサーが変更されています。 ・フレットは残４割くらいだと思います。 ・ペグはオリジナルではないFキーで、ヘッド裏にシャーラーM6を取り付けた穴が開いています。 ■よいところ ・3.3kgのライトウェイトアッシュ。 ・ネックはハービー・ガステラムの手によるもので、いわゆる74Thin Neck。握りの薄いＣシェイプは弦高含め非常によいかんじ。 ・ネックに反りはほとんどありません。 ・トラスロッドは緩み切っている状態ですが安定しています。締方向は良く効きます。 ・ペグは程度の良いものでストレスなく回ります。 ・見た目。黄味が強いのでブラックガードも映えそう。木目も特徴的で向かって左側が特にきれい。 ■音 重い70年代テレのジャガジャガした硬くて細い神経質な弦鳴りをイメージするとがっかりするかもしれません。 ミドル強めの、太くていかつい音が出てきます。 リアの巻弦は鼻にかかったようなボリンと言う感じの独特（トゥワンギー）な音で、高音弦も耳に痛いと言う感じはありません。 ■年式 シリアルは60万番台（1974年中期～1976年） ボディ形状は第三世代でノッチは前期っぽく、オリジナルの1メガΩボリュームのポットデイトが73年49週。 ネックデイトは8桁スタンプで末尾は14なので74年と判断。(71年は8桁ネックデイト導入前なので7と8桁目を逆打ちと判断) ボディにザグリがあることを考えても相当軽量で70年代前半製