このカメラは、1986年12月に京セラが自社ブランドとしては初めて発売したAFシステム一眼レフです。 京セラは、1983年にヤシカを吸収合併してから3年間はヤシカブランドとコンタックスブランドのカメラを販売していましたが、1986年からは自社ブランドのカメラも販売しています。 もっとも中身については、ボディーはヤシカ製、レンズの殆どは富岡光学製です。 作動は良好です。 ボディーのペンタ部左肩の塗装に少しハガレがあります。 ファインダーとミラーとプリズムは、共に概ね良好です。 なお、スクリーンは取り外して清掃することが出来ます。 モルトはまだ使用可能なレベルです。 レンズは純正の標準ズームと望遠ズームの2本です。 標準ズームは、京セラレンズAF35-70㎜1：3.5-4.5マクロで、富岡光学がコンタックスのAFカメラ用のズームレンズとして新規開発したものです。マウントは、京セラ独自のもので、コンタックスやヤシカとの互換性はありません。 内部に少し塵が見えますが、撮影に影響はないと思います。絞りやAFの作動に問題はありません。 望遠ズームは、京セラレンズAF75-300㎜1：4.5-5.6マクロです。 内部に点々とした塵や少し目立つ埃のような汚れが見えますが、撮影に殆ど影響はないと思います。絞りやAFの作動に問題はありません。ズーミングは、鏡筒を前後させる方式ですが、レンズが重いためカメラを上下に向けると自重で伸び縮みします。 フィルターはケンコーのMCスカイライト（１B）52㎜とスカイライト（１B）62㎜の2枚で、やや傷や汚れがあります。 ストロボは、ボディー一体型のCS-110AFで、やや傷がありますが作動は良好です。 ストラップは、純正品で39年前のものとしては状態は良好です。 アイカップは殆ど使用していなかったので、ほぼ未使用品です。このアイカップは取り付けるときは上から刺し子もだけですが、取り外すときは固定爪を爪楊枝などで左右に開く必要があります。 電池（2CR5）は附属しません。 ＊セット内用品 京セラ230-AFボディー 京セラレンズAF35-70㎜1：3.5-4.5マクロ 京セラレンズAF75-300㎜1：4.5-5.6マクロ 純正ボディー一体型ストロボCS-110AF 純正アイカップ 取扱説明書