アメリカで往年の名作マウスピースを復刻し続けるレジェンズブラスによる、ルディ・マック19Cからインスピレーションを得たモデル。 試奏のみのほぼ新品。 ルディ・マックのマウスピースは、メイナード・ファーガソン、ニニ・ロッソをはじめとした、多くの名手に愛用された伝説的マウスピースですが、そのカップと特徴的なクッションリムをコピーしつつ、レジェンズ独自の現代的なバックボアを組み合わせたモデルとのこと。 リム内径は.660インチで、バック3C程度でルディ・マック特有のワイドクッションリム。 カップはバックDからEあたりのSemi Sharrow（中浅）でUV形状となります。 ビンテージのルディ・マックは、持久力と安定感のある独特のリム形状と、明るく艶のある音色で、メイナードはじめ、多くのジャズトランペット奏者に愛用されていましたが、このモデルもその魅力は変わらず、とても明るくトランペットらしい快活な音色が気持ち良いです。 アメリカ西海岸のサウンドを彷彿とさせる、ブライトなサウンドです。 音抜けは抜群で、かなり大音量のオケでも埋もれず抜けてくる、強い音色と音量での演奏も可能です。 また、リム形状もあり、優しく息を入れた際には、思いの外柔らかなサブトーン気味の音色も出すことができ、表現力の幅も併せ持っています。 概してはやはり明るめでキラッとした音色が得意なタイプだとは思います。 ワイドクッションリムですが、当方、普段はノーマルなMONETTEやバックのリムでの演奏に慣れていますが、パッと持ち替えても違和感がなく、持久力を伸ばせる感じです。 ライトウエイトブランクで、とても美しいシェイプをしています。 オフィシャルサイトにて特注しました。 同じものを頼むと、このブランクでは受注生産になるため、納期が3ヶ月ほどかかります。 国内ではまず入手が難しいと思いますので、興味がある方は是非お試しください。