⚫️引越しを控えており補修に充てる時間の余裕が少ないため現状渡しとなります。半額ですのでご理解下さい⚫️ イラン〜アフガニスタンの国境付近で遊牧生活を営んでいた、バルーチ族によるものです。サドルバッグと呼ばれる、馬の背中に掛けて使われたバッグの装飾面です。 バルーチならではの小豆色・茄子紺・インディゴといった濃い色が主体ではありますが、アイボリーや緑が多用されている事、褪色したピンク(合成染料のようです)と黄色が少しずつあちこちに配されている事から全体的には華やかな雰囲気です。この色遣いはバルーチとしてはやや珍しい雰囲気です。また、バルーチ特有の葉っぱモチーフではありますが、生命の樹となる幹がなく、葉っぱのみが四角いセルの中に一枚ずつ収まっている点も幹があるタイプよりも少ないように感じます。 サイズ：縦 約55〜57㎝×横 約67㎝ (荷物の重さで伸びたかのような変形あり) 年代：1930〜40年代 素材：全てウール 染色：ほとんどは天然染料、ピンクは合成染料なのか褪色あり パイル：袋物としての使用で摩耗しパイルが低くなった部分あり 上下：断端が解れないようにかがられている 左右：オリジナルの状態、かがり糸の擦り切れあり。右端の中央付近は裏から布テープで補強されています(写真参照) ☆入手後手洗い済み、当方では鑑賞のみで綺麗な状態です ☆ご希望がございましたら左右の端の補修を致しますが、素人による手仕事とご理解下さい。飾りとしての使用でしたら現状のままで問題ないと考えています。 ☆当方、20年来のトライバル ラグ(部族系絨毯・キリムなど)のコレクターです。セミアンティーク(80〜100年)もしくはアンティーク(100年以上)の古い品を中心に、欧米のコレクター/ディーラー様から譲渡頂いて蒐集してきました。全て自身のコレクションとして購入したラグですが、集め過ぎたので整理の為に出品しています。私の中では第一線のお気に入りでは無くなったラグ達がどなたかのお気に入りになれば幸いです。 海外民藝とも言うべき、一般女性達が日々の生活のために作成した手仕事の品です。長い年月を経てきたなりの難点もありますが、作成し使用してきた人々や歳月をも想像して楽しんで下さる方の購入をお待ちしております。